さくらレンタルサーバーが新サーバーに【実際に移行してみた】

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このブログではさくらインターネットのサーバーを利用しています。
スタンダードプランであれば、月々524円で全く問題なくWordpressを利用できるので、非常にお得なレンタルサーバーになっています。

そんなさくらインターネットですが、2022年2月から順次新サーバーへ移行することが発表されました。

新サーバーへの引っ越しツールは2022年6月中旬頃に提供されます。
→7月上旬に延期されました!
→7月13日で確定しました。

本記事では

  • 新サーバーに移行することで、今までのユーザーにどのような恩恵があるか
  • 新サーバーへの移行ツールの使い方
  • 実際に新サーバーへ移行してみた感想

をまとめていきます!

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結論:新サーバーはメリットしかない

今回のアップデートではストレージのSSD化や、プロセッサ・メモリの強化が行われています。

新サーバーに移行することによるメリットとしては、以下の点が挙げられます。

  1. 第一世代サーバー(2018年4月17日以前に契約した人)に比べて、表示速度が約5倍
  2. 第二世代サーバー(2018年4月18日以降に契約した人)に比べて、表示速度が約1.5倍
  3. 全てのプランで、使えるストレージ容量が増加
  4. サーバーから閲覧者へのデータ転送量の制限が撤廃
  5. 値段は据え置き

このように利用者にとってはメリットしかないアップデートになっています。

新サーバーへのアップデートの具体的な内容

ここからは、新サーバーへアップデートすることのメリットをまとめていきます。

表示速度の向上

サーバーの速度向上
サーバーの速度向上

第一・第二世代のサーバーに比べて、格段に表示速度が向上しました。
このことにより、例えばWordPressのサイトの表示が早くなることが期待されています。

さくらインターネットを利用しているWordpressユーザーにとっては大きなメリットとなりますね!

サーバー応答速度の現状

PageSpeed Insightsで本ブログのスコアを確認すると、「最初のサーバー応答時間を早くしてください」と警告されてしまいます。

PageSpeed InsightsはGoogleの提供しているサービスで、ページの応答速度などから、ページのユーザビリティをスコア化するサービスです。

これはサーバーの速度が不十分である場合に表示されます。
今回のアップデートでサーバー応答速度の改善が見込まれているので、このスコアが向上するのが楽しみです!

サーバー応答速度
サーバー応答速度

(追記)後述のとおり新サーバーでは応答速度が約3分の1まで短縮されました。

ストレージ容量の増加

今までもそれなりに十分なストレージ容量が各ユーザーに付与されていたのですが、全てのプランでストレージ容量が増加します。

プラン従来の容量新サーバーの容量
ライト10GB100GB
スタンダード100GB300GB
プレミアム200GB400GB
ビジネス300GB600GB
ストレージ増加

表のようにストレージが変更されます。
月々524円のスタンダードプランではストレージ容量が100GB→300GBとなり、3倍にもなっています。

加えてストレージはSSD化されていますので、高速化も期待できるという太っ腹ぶりです!

データ転送量の制限撤廃

転送量の制限撤廃

引用ツイートの表のように、一律でデータ転送量が無制限となります。
しかしながら、一般的な利用方法をしている分には、今までも上限にかかるようなことはなかったので、実質的にはそれほど大きなメリットとはならないと思われます。

値段は変わらず

これだけの変化があるにも関わらず、全てのプランで料金はそのままです。
個人的には、普通にWordpressを運用する分にはスタンダードプランがオススメです。

新プラン
新プラン

なお、より安いライトプランも存在しますが、Wordpressサイトを運用する上での制限が大きすぎるので、現実的ではありません。

新サーバーへの移行方法

新サーバーへの移行は、すでにさくらのレンタルサーバを利用している人と、これから利用し始める人とで、方法が異なります。

これから、さくらのレンタルサーバを契約をする人

自動的に新サーバーが利用できます。
また初期費用が撤廃されたので、よりお得に利用できます。

昔から使っている身からすると、新しいユーザーが羨ましい…

既にさくらのレンタルサーバを契約している人

7月13日に新サーバーへの移行ツールが利用可能になります。
そちらのツールを利用することで、新サーバーを利用できます。

今後、新サーバーへの移行ツールが発表されるとのことです。
発表され次第、情報を更新します。

なお現在利用しているサーバーの世代に関わらず、新サーバーへ移行できることになっています。

(追記)
新サーバーへの引っ越しツールの提供は2022年6月中旬であると発表されました!
まだ意外と先でしたね…

(2022年6月20日追記)

移行ツール提供延期のお知らせ

開発の遅れにより、6月中旬発表予定だった移行ツールは、7月上旬の発表に延期されました。

新サーバーへの移行ツールについて

2022年7月13日に公開される予定です。

移行ツールを利用すると、旧サーバーから新サーバーへ、全ての情報を引っ越すことができます

移行ツールを使うための条件

  • 2022年2月15日以前に契約したこと(以後の契約では新サーバーになっているため)
  • MySQL5.7を使用していること

他にも複数注意点はありますが、主な所でいえば、この2点が大切です。

新サーバー移行についての注意点

  • 旧サーバーと新サーバーを併存させて同時に使うことはできません。
  • 一度、移行を実施すると、元に戻せません。
  • 移行中はWebサイトの機能がおよそ3時間ほど停止します。
  • 移行と同時にプランを変更することはできません。
  • トラブル等により、新サーバへの移行に失敗した場合、自動的に旧サーバに戻ります。
  • 新サーバーに移行すると、IPアドレスが変更になります。

移行ツールの使用方法

新サーバへの移行ツールの使い方
  • 1.
    コントロールパネル

    さくらのレンタルサーバのコントロールパネルにログインします。

  • 2.
    移行ツールを開く

    「サーバ情報」→「移行ツール」をクリックします。

  • 3.
    新サーバに移行する

    まず、「移行の申込みに進む」をクリックします。

    その後、注意事項を読んだ上で、移行ツールを実行すると、新サーバへの移行が開始します。

    強制的にログアウトさせられる

    移行ツールを実行すると、上の画像のように表示され、コントロールパネルから強制的にログアウトさせられます。

    しばらくコントロールパネルへログインもできなくなる

実際にさくらのレンタルサーバの新サーバーに移行してみた

当ブログも移行ツールを利用して、実際に新サーバーに移行してみました。

その際の注意点や、表示スピードの向上について解説します。

サーバー移行ツールの注意点

  • 移行には合計2時間かかりました。
  • 移行開始1時間後から、ブログにアクセスできなくなりました。
  • ブログのIPアドレスが変更になるので、ブログによっては不具合が生じる可能性があります。
移行中はメンテナンスモードに入り、ブログにアクセスできません。

1時間ほど、ブログを完全に利用できなくなりますが、新サーバーのメリットを考えると移行の価値は十二分にあると思います!

新サーバーでのブログの表示速度向上

上述した通り、さくらの旧サーバではPageSpeedInsightsで、「サーバーの応答時間を早くしてください」と注意されていました。

サーバー応答速度
旧サーバー応答速度

しかし、新サーバーに移行したところ…

新サーバー応答速度

このように、「サーバー応答時間は問題ない速さです」となりました。
さくらの新サーバーでの速度向上は、PageSpeedInsightsからも明確ですね。

1,210ms→480msと、サーバーの応答速度はおよそ3分の1に短縮されています。

さくらのレンタルサーバの新サーバまとめ

新サーバーへの移行によってさくらのレンタルサーバーのサービスが大幅に強化されます。

そんなさくらのレンタルサーバは月々500円ちょっとから利用でき、競合サービスに比べて破格の安さです
まだ、さくらのレンタルサーバの検討したこと無い方には大変オススメのレンタルサーバーです。

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コメント

  1. 山田太郎 より:

    2004年より、スタンダードに加入、もっとも旧タイプだと思います?しかし移行ツールのところにサーバー名がのっていないので問い合わせたら予定がありませんと言う返事、とりあえず遅いの一言・・・予定が無いと言うことは、この時期からつかっている人は、遅いサーバーであり尚且つ容量も100GBですとの事、同じ金額で300GBで高速サーバー、普通なら記載の移行ツールじゃなくて、自動的に新サーバー移行をするべきだと思いますが?いかがなものでしょうか?2週間おためしでテストしてみました。大体1秒~5秒の差がありました。新サーバーはストレス無く表示しました。

    • StSt StSt より:

      コメントありがとうございます。
      昔からさくらのレンタルサーバを使っている人が損をする構図って、確かにあんまり好ましくはないですよね…
      一方でサーバーの移行は、新規サーバーの立ち上げに比べて複雑かつリスクも伴うでしょうから、ある程度仕方ない所かなとは割り切っています!

      何にせよ、早く移行ツールが発表されると良いですね!